2005年12月19日(月)15:46

オーストリアはEUの将来に関する議論を再スタートさせる意向

ブリュッセル(AP)

オーストリアは議長国を務める来年の上半期に、欧州連合の将来に関する議論を新たにスタートさせる意向である。オーストリア政府は来年1月1日にイギリスを引き継ぎEU議長に就任するが、その目標は「一層の信頼、一層の明快さ、一層の勢い」であるとウルズラ・プラスニク外相は月曜日ブリュッセルで語った。その際、どの程度EU憲法に再び新たな生気を与えることができるか、外相は明言を避けた。

プラスニク外相は、オーストリアの目標は「熟慮の段階に一層のダイナミズムを与えること」であると述べたが、「私は過大な期待を抱かないよう忠告する」とも付け加えた。明確なのは憲法が「外科療法や美容」だけでは救えないということだ、と外相は語った。今年6月に開かれたEU首脳会議では、フランスとオランダの国民投票によるEU憲法の否決を受け、憲法の発効の可能性を探るため一年間の「熟慮の段階」を設けることを決定している。プラスニク外相は「できることに対する感覚」を持つよう提言した。

オーストリア議長国の他の重点目標はEUと西バルカン諸国との関係である。とりわけ重要なのはコソボの将来の地位をめぐる交渉になると予測される。

原題:Oesterreich will Debatte ueber Zukunft Europas neu starten




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